自分のことが大好きな女の一人語り

ぽりごんうぇいぶ 感想

Perfume live 2021 polygon wave 0815を経た感想です。

※該当公演のネタバレ、過去公演についても言及している点があります。
肯定的な感想だけでなく批判も含みますのでモヤモヤする可能性があります。
ライブが最高だった!と思っている人向けの文書ではありません。

個人の感想であり他人に押し付けるものでは無いこと
否定をしたいつもりは無いこと
自分の方にも非がある前提でお話しております。

0815 16:30過ぎに入場

2階 7列 車椅子スペースの前なので後ろを気にしなくて良いのが最高な席で鑑賞。閉幕

鑑賞した上で引っかかったことを3点ほど以下に述べます。

1.Perfume以外のダンサーがステージ上に上がっていた

私はELEVENPLAYに明るい訳では無いので確証は持てぬままであったが16人のダンサーがステージ上にいた。
ステージの上を3人だけで魅せるというその掟を破った新しい試みであったと言える。

これには反対だった。変化するPerfumeを受け入れられない受け取り手の問題であったが自身の美的センスとしても複雑な感情を抱かざるを得なかった。

叶わなかった五輪での演出の回収に加え雇用、金銭、技術と様々な背景もあったのかもしれないと想像もできるが、「欲しかったPerfume」では無いものの提供に戸惑いを隠せなかった。

また、これが通常のライブであればもう少し受け入れられたのかもしれない。しかしこれは会員限定でありキャパ5000という限られたファンとPerfumeの3人だけの超身内な空間であった。
自分と3人だけで対峙する、それが欲しかった。
華美な演出も不要な超身内空間、3人への没入感を求めて
会場へと足を運んでいた。

身内だからこそ新たな取り組みと可能性を期待してパフォーマンスを行ってくれた可能性も往々にあるがなんとも言えないのが率直な気持ちである。

不自然の演出としては大正解だった。これが不自然だけならまだ許したかもしれない。ダンサーを雇う以上そんなことも難しいだろうが。

2.生殺しなPTAのコーナーからの流れ

いつも通りPTAが始まる
あ〜ちゃんはここで
「ぱっぱっぱっぱっぱっぱっぱふゅーむ!ゆー!ゆー!」とPerfume
「上下」のパピラ、「外内外」のMYCOLORの3曲の振り付けを始める。

おそらくこの会場を見た全員が!!!!となったに違いない、
Perfumeの!?Perfumeがきけるなんて!?と

しかし、この3曲のうちに行ったのはMYCOLORだけ。
しかもラストの曲にである。

ラストにMYCOLOR…?…。。。

p cubed と全く同じ流れ…

私はMYCOLOR大好きだし今回も変わらず泣いたし前回225に運良く行っていた私は涙がかれるほど泣いた。
その大感動が今回全くおなじ流れをかますことで薄れたのである。

最後の曲にピッタリの曲ではあるし声が出せない状況下に一体感を出すにふさわしい曲なのは間違いがなかった。満場一致で決まるのも頷ける。

だが、、前回と同じ流れを作るならばコーナーで扱ったパピラの方が良かったのではと思わざるを得ない物だった。


3.客層に対する曲選

今回は会員限定、しかも決して安くはない14000円もの金額を予定がある可能性も高いお盆の土日に来るオタクしか居ないのである。

「コア」な曲をやるのではというほのかな期待を抱いた。

別にポリリズムをやめてエレベーターをやれとかいう無茶振りはする気は無い。

しかし…tokyogirl、無限未来、最近聴いた曲ばかりが立ち並ぶ。
配信と2回おなじ無限未来を見せられたのにもちょっと滅入ったがこれはカウントダウン横アリの紅白と同じなので目を瞑る事とした。

チョコは声が出せない状況下であるためやらないだろうと思っていたのでこれは案の定、だった。

不自然やマカロニ,IslUなど珍しい曲を見れたのはもちろん満足している。でもリラクシとかコミュニケーションとかそっちの方面も欲しかったなあ、カップリング系とかなぁ…

これがAmazonで配信されるということも加味されたものだとは思うのでこのコア曲についての点は仕方ないのかな…という所存だ。


【総括】

ライブに居ながらReframeを見せられたような感覚だった。
Perfumeさん達は何も悪くは無いしこの状況下で
きっと彼女達が考えた最善のものを見せてくれたように感じる。
私が変わってしまったのか変わりゆくPerfumeへの変化が怖いのか、この両方ともの可能性が高いが故に
理想の見たかったPerfumeと提供したものが剥離してしまい消化不良に陥ったのだと思う。

Twitterなどではこのわたしが嫌だと感じたことを肯定的に受け取る人が圧倒的多数、寧ろ批判意見など見ない。

でもここで自分が感じた違和感は決して間違っている訳では無いと思う。
これからもPerfumeを追い続けることは変わらないと思うが常に全てを肯定できるほど素直に何でも受け止めるのは私には合わなかった。

ここまで引っかかった点しか述べていないが
この環境下で何度も払い戻しの案内を出し私たちに
選択肢を与え、強い意志を持ってライブをやってくれたチームには感謝しかない。

あと衣装今回の全部めちゃくちゃ可愛かった、赤遺書と黒ローブ衣装、最高。

美女と野獣魔法ものがたり 感想ネタバレ

3ヶ月ぶりにディズニーに行った。
もうそれはそれは楽しくて幸せだった。
全てのアトラクが5分待ち状態で時短営業でご飯もゆっくり食べたのにも関わらず結局25個も乗ることになった。
カヌーの筋肉通がめちゃくちゃきていて死ぬ。

美女と野獣に初めて乗ってきたので
以下ネタバレ含む思ったことを書いていく。
見たくない人、微妙だったという感想が見たくない人は回れ右をしてね。

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率直にとても感動するアトラクションだった。
同行の友達も泣いていたしプレショーの野獣やベルの動きは滑らかすぎて人かと思うレベルだった。
私も仕掛けや音楽に圧倒されすぎて目に涙が滲んだ。

ディズニーにありがちな雑な急旋回(白雪姫やピタパン、あれはあれで楽しいので好き)とは真逆の本当に滑らかなライドの動きにはびっくりした。
ハニハンと同じような作りなのに引っ張られるような独特の動きではなく一緒にゆっくりと連れていってくれる感覚はディズニーにおいて新鮮だった。
これは最も良い点だと私は思う。

しかし、ライドの技術の高さや街の雰囲気などの手の凝った外観などが良すぎるあまりなのか、アトラクションの内容自体が希薄、手を抜いているように感じられる部分が残念ながらあった。
(元々城の外壁や山の感じはハリボテ感があってどうしてもホーンテッドマンションやシンデレラ城を見ているとあれ…と首を傾げてしまう所ではあったが…)

中の人形以外があまりにちゃっちすぎるのだ。
カリブの海賊のようなあの細かいところまで入念に配置されたセットが欲しかった。
カリブの海賊やピーターパン、ハニーハントのような「物語の中にいる」という感覚ではなく
美女と野獣は「建物の中で物語を見ている」という印象になってしまった。

リアリティのありすぎる人形に対比されてハリボテ感が全面に感じられてしまう作りになっていた。
見せ場であるクライマックスのダンスシーンなどもホテルの壁紙の部屋にただ人形が置かれている部屋のようだった。

奥行き感や細かい装飾品、汚れなど細部までこだわることでどこまでも続いているような深さがあり「物語の中にいる」というカリブの海賊のあの空間作りが欲しかったのである。

屋根や壁の概念を消し去るカリブはやっぱり凄い…



物語の中にいるという感覚になれなかったのは恐らく「流れの無さ」と「他者の存在」の2点も関係している。

2時間の映画を 10分程度にまとめて見ていく為端折られていくのは致し方ない事であり、基本的にコレ系のアトラクションはある程度話を知っている前提で乗る必要があるものだとは思っているので特に凄く大きな不満はなかった。(愛しのガストンが皆無なのは死ぬほど気に食わないが…)

美女と野獣は名曲が多いせいもあるだろうが
一つ一つの音楽シーンだけをブツブツと見せられていき流れというものが薄く感じた。お話をなぞって行くよりも曲を次々見せられているだけという印象であった。
これがひと続きの流れのなさを感じた点。

中でも愛の芽生えのシーンは特に大きな変調がないことが相まって長いように感じざるを得なかった。

また視界の端に他のライドが目に入ることが多いので気が散りやすい。

特にスマートフォンで撮影をしている人が多いので(悪いことではない)自分が後ろ側になった時に前にいる人の画面越しにベルや野獣が見えるというのは没入感を失いやすいタイミングであった。

人を多く乗せてひとつの回で多くの人数をはけさせたいという意図はあるため仕方ないのかもしれないが同じ空間内に多くの人がいる所で物語に集中するのは厳しいものがある。
これが他者の存在の影響を感じた点である。

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中々賛否の否は言いづらいところではあるが事前情報、先入観なし(テレビでちょっと取り上げられた程度のは見ているが)の中で実際に見て微妙だった所があったので書くことにした。

賞賛の感想しか聞かなかった中だったので書くことで少し自分の心のモヤモヤを解消できたような気もする。
賞賛の声ばかり目にすると自分が感じたモヤモヤが加速するのでこういう意見を記す事は必要なのだと思う。

私はソアリンもそこまで心に響かなかったタイプの人間なので最近はちょっと不発気味なところではあるが人それぞれである。

また次回行った時どんな感想を持てるか楽しみである。