美女と野獣魔法ものがたり 感想ネタバレ
3ヶ月ぶりにディズニーに行った。
もうそれはそれは楽しくて幸せだった。
全てのアトラクが5分待ち状態で時短営業でご飯もゆっくり食べたのにも関わらず結局25個も乗ることになった。
カヌーの筋肉通がめちゃくちゃきていて死ぬ。
美女と野獣に初めて乗ってきたので
以下ネタバレ含む思ったことを書いていく。
見たくない人、微妙だったという感想が見たくない人は回れ右をしてね。
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率直にとても感動するアトラクションだった。
同行の友達も泣いていたしプレショーの野獣やベルの動きは滑らかすぎて人かと思うレベルだった。
私も仕掛けや音楽に圧倒されすぎて目に涙が滲んだ。
ディズニーにありがちな雑な急旋回(白雪姫やピタパン、あれはあれで楽しいので好き)とは真逆の本当に滑らかなライドの動きにはびっくりした。
ハニハンと同じような作りなのに引っ張られるような独特の動きではなく一緒にゆっくりと連れていってくれる感覚はディズニーにおいて新鮮だった。
これは最も良い点だと私は思う。
しかし、ライドの技術の高さや街の雰囲気などの手の凝った外観などが良すぎるあまりなのか、アトラクションの内容自体が希薄、手を抜いているように感じられる部分が残念ながらあった。
(元々城の外壁や山の感じはハリボテ感があってどうしてもホーンテッドマンションやシンデレラ城を見ているとあれ…と首を傾げてしまう所ではあったが…)
中の人形以外があまりにちゃっちすぎるのだ。
カリブの海賊のようなあの細かいところまで入念に配置されたセットが欲しかった。
カリブの海賊やピーターパン、ハニーハントのような「物語の中にいる」という感覚ではなく
美女と野獣は「建物の中で物語を見ている」という印象になってしまった。
リアリティのありすぎる人形に対比されてハリボテ感が全面に感じられてしまう作りになっていた。
見せ場であるクライマックスのダンスシーンなどもホテルの壁紙の部屋にただ人形が置かれている部屋のようだった。
奥行き感や細かい装飾品、汚れなど細部までこだわることでどこまでも続いているような深さがあり「物語の中にいる」というカリブの海賊のあの空間作りが欲しかったのである。
屋根や壁の概念を消し去るカリブはやっぱり凄い…
物語の中にいるという感覚になれなかったのは恐らく「流れの無さ」と「他者の存在」の2点も関係している。
2時間の映画を 10分程度にまとめて見ていく為端折られていくのは致し方ない事であり、基本的にコレ系のアトラクションはある程度話を知っている前提で乗る必要があるものだとは思っているので特に凄く大きな不満はなかった。(愛しのガストンが皆無なのは死ぬほど気に食わないが…)
美女と野獣は名曲が多いせいもあるだろうが
一つ一つの音楽シーンだけをブツブツと見せられていき流れというものが薄く感じた。お話をなぞって行くよりも曲を次々見せられているだけという印象であった。
これがひと続きの流れのなさを感じた点。
中でも愛の芽生えのシーンは特に大きな変調がないことが相まって長いように感じざるを得なかった。
また視界の端に他のライドが目に入ることが多いので気が散りやすい。
特にスマートフォンで撮影をしている人が多いので(悪いことではない)自分が後ろ側になった時に前にいる人の画面越しにベルや野獣が見えるというのは没入感を失いやすいタイミングであった。
人を多く乗せてひとつの回で多くの人数をはけさせたいという意図はあるため仕方ないのかもしれないが同じ空間内に多くの人がいる所で物語に集中するのは厳しいものがある。
これが他者の存在の影響を感じた点である。
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中々賛否の否は言いづらいところではあるが事前情報、先入観なし(テレビでちょっと取り上げられた程度のは見ているが)の中で実際に見て微妙だった所があったので書くことにした。
賞賛の感想しか聞かなかった中だったので書くことで少し自分の心のモヤモヤを解消できたような気もする。
賞賛の声ばかり目にすると自分が感じたモヤモヤが加速するのでこういう意見を記す事は必要なのだと思う。
私はソアリンもそこまで心に響かなかったタイプの人間なので最近はちょっと不発気味なところではあるが人それぞれである。
また次回行った時どんな感想を持てるか楽しみである。